森ガール

らん②

ランドセルのメーカー「森ガール」はシブヤ文房具という会社が販売しています。
シブヤ文房具は一九五〇年に大阪で創業を開始しました。その名の通り、
文房具の販売はもちろんの事、生活雑貨・日用品、子どもが好きなキャラクター製品、
ランドセルや文房具などシブヤオリジナル商品の販売や、キャラクター製品などシブヤ文房具のみの限定販売品などもあります。
販売商品は主に子ども向けの物ですが、大人向けの文具もありますし、かわいい物がお好きな方には向いているお店です。
普段自分で使用するための物だけでなく、プレゼントや入学・進学祝いなどで商品を購入するお客さんの事も考えており、
ギフトラッピング・鉛筆や色鉛筆など筆記具の名入れサービスなども行っています。

シブヤ文房具のネットショップは、楽天市場、ヤフーショッピングにあります。実店舗は大阪二店舗、名古屋に一店舗あります。
大阪は文房具を扱う実店舗が堂島に一店舗、ランドセルのみを扱うショールーム「ランドセル専科」が東淀川に一店舗あります。
愛知県には、ランドセルと文房具を販売している実店舗が名古屋市
に一店舗あります。またランドセルに関しては、実物に触れたりすることができる出張展示会が、
関東・中部・近畿・北海道地方にて日時場所指定で行われます。実店舗・ショールームの数は少ないので、
シブヤ文房具の事を知らない方も多いと思われますが、ランドセル「森ガール」シリーズが刺繍のかわいさなどネットの口コミで広がり、
人気が出るようになりました。
店舗で買えない地方の方もネットショップで購入できるようになり、ランドセルの有名メーカーの仲間入りとなりました。

「森ガール」は、フランス語で小さな楽しい森を意味する「ル・プチボア・シャルマン」からランドセルをデザインしています。
森ガールシリーズは、大手メーカーセイバンの天使のはねと共同開発しており、ランドセルを使用するお子様が六年間使う事をよく考えた造りとなっています。
人気要素の一つである刺繍は、とても繊細で高い技術のある国内工場で丁寧に施されています。
ランドセルの色は最新でブラウン・キャメル・ネイビー・ラベンダー・ビビットピンク・サックスの六色がでています。
特に人気なのが、明るい色の刺繍が生えるブラウン・キャメルです。男の子のランドセルの色によく使われますが、
サックスやピンク系の明るい色のランドセルと比べて、
落ち着いた印象を与えます。どの位用具をランドセルに入れられるのかという事ですと、天使のはねの機能がついているので、
A4ファイルが入る程、マチが広くなっています。沢山の荷物を入れる事ができるので、手荷物を減らす事ができます。
素材は、軽く、耐久性が高く、防水性のある皮革、クラリーノを使用しています。またランドセルを軽く感じるような工夫も施されています。
背カンは天使のはね機能がついており、左右に動く背カンとなっており、背中へフィットしやすいようになっています。

他には、ランドセルを背負って動く事を想定して、肩ベルトにウレタンパッドが内蔵されていたり、肩ベルトの形を体に沿わせやすくフィット感を増すようにしてあります。
また、金具やナスカン、持ち手など外側で見える部分にも細かくこだわり、使いやすさを考えています。
シブヤ文房具では、森ガールシリーズの他に天使のはねと共同で開発したもの、フィットちゃん搭載ランドセル、ディズニーなどのキャラクターのランドセル。
男の子用では、コクヨ×あんふぁんランドセル、バックで有名なアウトドアプロダクツの製品もあります。
ランドセルの大手メーカーと共同で開発する事で、それぞれの良い所を活かし、一つ一つ丁寧に作りあげ、数量限定で販売する方法で、お客の心を掴み、ランドセルで有名になっていきました。

吉田カバン

「吉田カバン」は、一九〇六年に生まれた吉田吉蔵が創業しました。
吉蔵は一二歳でカバン作りの世界へ入り、カバン作りの修行をしました。
一七歳の時、関東大震災に遭遇し、家財を肩からかけて、多くの荷物を運び出した経験から、カバンは一番に荷物を運ぶ道具である事を考えさせられました。
一九三五年に吉田鞄製作所を設立し、「吉田カバン」の歴史が始まりました。

一九五三年に開発した、ファスナーの開閉により、カバンのマチ幅を自在に広げる事ができる「エレガントバッグ」が大ヒットしました。
また、婚約前の美智子皇后も吉田カバンのバッグを愛用されていたそうです。
一九六二年、百貨店で買い物をする事が主流だった時代に、購入した商品がどこの会社の物か伝わるようにしたいという思いから、
吉田カバン初の自社ブランド「ポーター」を発表。一九六八年には、
継続生産製品で最も古い「バロン」を発表しました。
一九八一年、ニューヨークの展示会に「グリッパー」という、ナイロン生地・黒一色という斬新なデザインの製品を発表し、好評となりました。
その後、ミリタリー要素のある「タンカーシリーズ」「ラゲッジレーベル」を発表。

この後も、続々と商品が発表され、製品の数が増えていきました。そして、一九九四年、吉蔵は他界しましたが、「一針入魂」の姿勢は受け継がれています。
九〇年代後半からは、異業種企業・ブランドとの共同開発した製品も販売しています。二〇〇〇年代になり、吉田カバン初の直営店もオープンしました。
表参道店では、現行商品・限定商品・手縫い商品など広く販売しており、店内の手縫い工房では、実演を見る事ができたり、修理なども行っています。
丸の内店は、ビジネスシーンで活躍できる物やレザー素材・ケミカル素材など扱っています。
二〇〇九年には、ポーターの女性向けライン「ポーターガール」が発表され、性別問わず多くの人に支持されています。
二〇一五年で創業八〇周年を迎えた吉田カバンですが、実は「ランドセル」も販売しています。

吉田カバンのランドセルは伊勢丹とのコラボ商品となっており、伊勢丹新宿店の「リ・スタイルキッズ」で販売案内をしています。
先行販売と受注販売がありますが、ランドセルの色によっては、先行販売分のみとなります。
特徴は、半かぶせタイプで、一般的なランドセルよりは、リュックサックのような見た目、堅苦しさを感じさせない柔らかい印象です。
サイドにはナイロンを使用、かぶせ部分ははっ水加工を施した牛革を使用しています。
そして、リュックサックについている事が多いチェストストラップがついており、背負いやすくなっています。
一般的なランドセルは開け閉めをする錠前が下側になっていますが、このランドセルは、錠前がバックル二つになっていて、正面についているので珍しいタイプです。
サイドにポケットとポーターのブランドタグがついていて、とてもかっこいいです。
ランドセルの大きさは三七×二七×一九センチで、重量は約一四〇〇グラムと一般的なランドセルと比べて重くなっています。
A4フラットファイル対応ですので、教科書やプリント類もスムーズに入れる事ができます。
色はブラック・ネイビー・ブラウンで全てワントーンタイプですが、二〇一五年度版からキャメルが新しく入り、ブラウンとのツートンタイプで、
今までの物とは違った明るい印象のランドセルとなりました。ランドセルのお値段は、革の価格高騰の影響で、六万円代と以前より高くなってしまいましたが、
個性的で使いやすさを追求する方にはもってこいのランドセルだと思います。
吉田カバンの妥協しないカバン作りへの姿勢、カバンへの思いが沢山詰まったランドセルとなっています。
今までのランドセルの概念にこだわらない、新しいタイプのランドセルも素敵です。